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米菓には、うるち米から作られる「せんべい」と、もち米から作られる「おかき・あられ」があります。ここでは、おかき・あられのOEM商品づくりのメリットやデメリット、オーダーから納品までの流れなどをまとめてご紹介します。
米菓(おかき・あられ)のOEMでは、素材や味にこだわった商品づくりができます。米菓の原料は米なので、米の産地やブランドなどにこだわったり、地元素材とコラボレーションしたりすることで、「おいしさ」のオリジナリティを付加することが可能です。
また、見た目のオリジナリティにこだわりたい場合、せんべいと違って、不均一な形状のおかきやあられは、直接的なプリントはできません。その分、パッケージデザインにこだわることでオリジナリティをだすことができますよ。
おかき・あられのOEM事例としては、ご当地限定の土産菓子や各種ノベルティ、お祝い事の贈り物などがあります。
OEM商品製造について、打ち合わせから納品までの一般的な流れは次のとおりです。(業者によって流れが異なる場合があります。)
※少数ではありますが、販売やフォローアップまで担ってくれる業者もあります。
竹新製菓株式会社は、せんべいやあられなどのOEM製造・販売を手掛けている業者です。「おかき屋辰心」という直営店を運営。味付けの変更はできますが、せんべいやあられへのプリントはしていません。オリジナリティのあるOEM商品が目的であれば、オリジナルシールを使ったパッケージデザインの提案が可能です。また、中身は既製品にして、パッケージのみオリジナルにすることも。比較的小ロットから注文できるので、プライベートからビジネスまで、多用途のOEM製造が可能です。
正氣屋製菓株式会社は、全国各地のこだわりご当地菓子を専門に取り扱っている元卸業者です。これまでに多数のOEM企画を手掛けています。約800社30,000アイテム以上の地方限定菓子をラインナップしており、メーカー各社と共同開発でOEM商品の企画・販売を実施。おいしさにこだわったせんべいやおかきのOEMも対応しています。素材や味付けの変更は非対応となりますが、ロット・単価・賞味期限などの要望に対しては相談可能です。
栄幸食品株式会社は、せんべいをはじめ、様々な菓子類の卸売やOEM製造を手掛けている業者です。おかき類としては、自社で取り扱っている「柿の種」がOEM対応可能となっています。味付けや素材の変更はできませんが、パッケージデザインの提案ができるので、意匠を凝らしたデザインにすれば、オリジナリティをだすことが可能です。
大手菓子メーカーのOEM受注実績も多数。自社製品とのコラボレーションなどの新しい取り組みも行っているので、他社とは少し趣向の異なるOEMが期待できそうです。
米を原料とする米菓は、もち米を主原料とする「おかき・あられ」と、うるち米を主原料とする「せんべい」にわけられます。どちらもOEM商品として製造可能ですが、せんべいのほうが、プリントや味付けなど比較的アレンジの幅が広いため、OEM商品にはおすすめです。
おかき・あられのOEM商品を検討しているものの、コンセプトに合った商品がみつからないという場合は、せんべいのOEMも視野に入れてみるのもよいかもしれません。
味付けや素材の変更ができるえびせんべいのOEM業者をご紹介します。
当サイトの調べでは、公式サイトに味・素材の変更OKの記載があるせんべい専門業者はこの2社だけでした。「商品開発にこだわりたい」、「オリジナリティを出したい」といった際に味・素材にこだわれるのは大きなメリットと言えます。各社製造に対してどんな技術や強みを持っているのか見比べてみましょう。
2021年4月時点で、せんべいを専門とするOEM業者のうち、味と素材の変更対応ができると明言しているのはこの2社のみでした。